こんにちは、ごしか。です。
ついに静岡県のスキー場「イエティ」が今年も日本最速のオープンを迎えましたね!明日11月3日には「軽井沢プリンスホテルスキー場」もオープンします。
20-21年シーズン開幕しました嬉しいです。
僕は今年のシーズンインは12月上旬を予定しています。あと1ヶ月!待ちきれない!
前回はワックスの種類についてお伝えしました。
今回はその中のホットワックスの塗り方について紹介していきたいと思います。
ホットワックスに必要な道具。
まずメインのアイテムは「アイロン」です。
ホットワックス専用のアイロンが売っています。僕はガリウムから出ている専用のアイロンを使用しています。
メーカーや大きさによって出力などは違いますが基本的にワックスメーカーから発売されているものならなんでもいいです。
固形のワックスを溶かして塗り広げるときに使います。
次に、①ワクシングペーパー②ファイバークロス(白と緑)③スクレーパー④ブロンズブラシ⑤ボアブラシ⑥ナイロンブラシ
これらのアイテムを僕は使っています。
簡単に各アイテムの役割を紹介します。
①ワクシングペーパー
ワックスを塗るときに板とアイロンの間に挟んで使用します。熱で板が焼けつくのを防ぐ役割があります。
②ファイバークロス
緑色は荒い目のクロスで板のクリーニングのときに使用します。滑って汚れてワックスをかけようという時に使いましょう。
白色は最終仕上げで板を磨く時に使います。うまく使うと板がピカピカになります。
③スクレーパー
ワックスを剥がす時に使います。
④ブロンズブラシ
ワックスを塗る前の板のクリーニングをする時にファイバークロス緑の前に使用します。
⑤ボアブラシ
スクレーピングの後に使用します。スクレーパーでは取れない細かなワックスを書き出します。
⑥ナイロンブラシ
ボアブラシの後に使用します。ソール表面に残ったワックスを薄く伸ばすことができます。
この他に最終仕上げ用の馬下ブラシがあります。こだわりたい人は使ってもいいと思います(僕は持っていまっせん。)
ワックスを入れる順番。
上段左からピンク→紫→青 の順に入れていきます。下地作りに使用します。記載してある温度はその温度帯に適したワックスであるということを示しています。
下段左はクリーニング用に使っています。右の方は滑走ワックスです。スピードを出したいとき、さらにパフォーマンスを発揮したい時に入れます。
ガリウムはピンクを3回、紫色3回、青3回の順で入れるように推奨しています。
白ワックスはピンク紫青のすべてのワックスが混ざっています。それぞれの温度に特化した部分を抽出した物が各色のワックスになります。
ですので、サンデーボーダーやスピードを求めない人、とりあえずホットワックスを始めたい人は左下の白ワックスを一つ持って居ればすべてに使えます。
実際に塗ってみよう。
前の項で何種類かワックスを紹介しましたが、塗り方自体はどれも同じです。
まずは、固形のワックスをソールに直に塗り付けます。アイロンでワックス表面を少し溶かしてから塗るとぬりやすくなります。
こんな感じ。ソール全体に塗り広げます。これは青なので少し固くて塗りにくい。
次に、ワクシングペーパーにアイロンで溶かしながらワックスを滴らします。
片手でペーパーを引きながらもう片方の手で軽く板に押し付けながらアイロンを動かします(進行方向は矢印方向。)温度はワックスの硬さによりますが100〜120℃くらい。低いと溶けなくてやり辛く、高いとソールが焼けてしまうので注意が必要。
真ん中→端 の順で塗っていきます。エッジ付近やインサートホール裏は金属によって熱が奪われ易いので様子を見ながら塗ってください。
アイロンを動かしたときにワックスが10 cm くらい尾を引く速さが理想的です。短いと板が焼けるし長すぎてもうまく塗れません。
全体に塗るとこんな感じ。薄く全体に濡れているのが分かります。
少し豆知識ですが人工雪やシーズン始めなど板が傷つきやすい環境下ではこの後のワックスを剥がす工程を省いてこのまま滑りに行く人もいます。
板全体にワックスを塗り広げたら、スクレーパーでワックスを剥がしていきます(スクレーピングと言います)。ソールが白くケバケバしている人はこれをするとケバが取れます。
スクレーパーは進行方向に向かって45°くらい立てて削りましょう。
上の写真の様に逆に立ててしまうと力は加わりやすいですがソールを傷つけてしまう恐れがあります。おすすめはしません。
スクレーピングするとワックスが剥がれてきます。これが気持ちいい。
剥がし終わったらボアブラシをノーズからテールに向かって一方向にブラシをかけていきます。板がしなるくらい強めにかけるといいです。
ナイロンブラシも同様に。ある人はこの後に馬毛ブラシ。
ブラシが終わったらファイバークロス白で板を磨いていきます。この時もブラシ同様ノーズからテールに向かって磨いていきましょう。
磨き終えた板がこれです。きれいでしょ?ある程度の汚れの板ならすぐに蘇ります。
これで1行程が終わりです。ガリウムの推奨どおり行うにはこの工程を9回以上行います。
運動不足の体で行うと筋肉痛になります。
慣れてしまえば結構短時間で終わります。面倒なことには変わりありませんが。
しかし、
ワックスをしっかり塗ることで楽して上手くなることができるので時間があれば是非挑戦してみてください!
ガリウムから全てが揃ったワックスセットがでています。これがあればすぐにホットワックス が始められます。僕が最初に購入したのはこちら↓
ワックス台もあると楽に行えます。ワックス台がついてこんなにお得なセットがあるんですね。僕は簡易的な台しかないので腰が痛くなります。快適に作業をするなら絶対に立ちながら作業ができる台があると便利です。
簡単ですが、ホットワックスの塗り方について紹介しました。
既にシーズンインした人もこれからする人も初心者もベテランも今シーズン楽しく滑るためにホットワックスに挑戦してみてはいかがですか?
Twitterでも車やスノーボードについて色々つぶやいているのでフォローお願いします。
早く滑りに行きたい。ごしか。でした。また次回の記事でお会いしましょう。